研究課題
基盤研究(B)
炭素材料表面をナノレベルで自在に化学修飾する方法と、表面での共有結合性有機構造体(COF)の構造とキラリティーの制御法の開発は、それらの電子状態の精密制御や、分子認識能の付与に重要である。本課題では、精密設計した有機分子による独自のアプローチで、この二つの方法を深化、融合させた独自の表面での共有結合形成制御法を確立し、新材料を創出する。具体的には、炭素表面における、周期化学修飾法の高精度化、ホモキラルに化学修飾されたそれら表面の光電子的な性質や分子認識の解明、ホモキラルな表面 COF とそのエピタキシー成長によるホモキラルな積層 COF の合成と物性と分子認識能の調査、を行う。