研究課題
基盤研究(B)
有機ホトトランジスタ(OPT)は光信号の増幅機能を持ち、フレキシブル化が可能な次世代光検出素子である。本研究では、今後の普及に向け必要となる、高感度・低電圧駆動のOPT創製を目的とする。素子は、有機トランジスタ(OFET)と、光で電圧発生し高感度化する”光ゲート層”を積層または内蔵した構造とする。OFET部は、薄い誘電体層の利用により低電圧駆動化する。光ゲート層は、表面プラズモン(SP)の強電場で有機層の光吸収を増強する“プラズモニック光ゲート層”とすることで、高感度化を行う。金属薄膜上の伝搬型SP (PSP) と金属微粒子の局在型SP (LSP) を複合的に利用する。