研究課題
基盤研究(B)
光アクチュエータは、光を物理的運動に変換する機械要素で、光による遠隔操作、貼って使えるほどシンプルで超軽量な構造といった、これまでにない特徴を持つ。しかしこれまでの有機材料や、熱を利用した材料は、動作速度が遅い、高エネルギー光源が必要などの課題があり、従来材料の枠を超えた革新的材料の開発が望まれていた。近年申請者は独自合成技術により得た酸化物シートが、高速動作・低エネルギー光源での動作・変位量の面で従来材料の性能を大きく上回ることを発見した。しかし、その動作原理は未だ解明できていない。そこで酸化物が光で大きく迅速に変位する動作原理を解明し、更なる高速動作と低エネルギー化を達成する。