研究課題
基盤研究(B)
超音波計測はその非侵襲性と利便性から,医療現場において体内の臓器や組織の観察に広く利用されている。しかしながら、通常のエコー検査では、コラーゲンの蓄積や配向性といった病理評価で得られる組織学的情報の獲得は困難である。本研究では、超音波を用いる新手法(音響誘起電磁法:ASEM法)を用いて、病理評価に近い組織学的な性状情報を可視化・定量化する技術を開発する。利便性の高い超音波検査によって組織情報取得ができれば、小規模クリニックにおいても迅速・簡便に治療計画を策定することが可能となり、医療の質向上や医療の地域格差の解消につながることが期待される。