生体膜の非対称性と不均一性が引き起こす物質輸送制御の分子機構の探求

• 研究課題/領域番号: 25K01729
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分32010:基礎物理化学関連
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 篠田 渉 岡山大学, 先鋭研究領域, 教授 (70357193)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円); 2027年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円); 2026年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円); 2025年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
• キーワード: 非対称膜 / 分子動力学シミュレーション / 物質透過 / 抗菌ペプチド / 膜融合

研究開始時の研究の概要

この研究は、細胞膜がどのように物質を通過させるかを分子レベルで解明することを目的としている。特に、膜が内外で異なる脂質組成を持つ「非対称膜」に着目し、物質の透過、抗菌ペプチドの作用、膜融合のメカニズムを解析する。分子動力学シミュレーションを使用して、膜の構造や性質がどのように物質の移動に影響を与えるかを明らかにし、新たな医薬品や治療法の開発に繋がる知見を提供することを目指している。