研究課題
基盤研究(B)
本研究では、キラルエキシマーを足掛かりに励起錯体キラル発光を体系的に検討する。理論との融合により励起錯体キラル発光の本質、制御因子を明らかとし、励起子相互作用の学理を深化する。設計指針の確立や材料改善に加え(具体的数値目標としてはg値0.1)、固体発光・デバイス化へも発展させる。類似の研究は知る限り存在しない。成果はキラル発光材料分野にパラダイムシフトをもたらすに留まらず、実用的なキラル発光ダイオード(CP-OLED)の開発を促進し、次世代電子・光デバイス産業、医療・安全工学の進展にも大きく貢献する。