新規立体保護基の開発による未踏高反応性有機元素化合物の創製と新物性創出

• 研究課題/領域番号: 25K01757
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分33010:構造有機化学および物理有機化学関連
• 研究機関: 立教大学
• 研究代表者: 箕浦 真生 立教大学, 理学部, 教授 (30274046)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円); 2027年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円); 2026年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円); 2025年度: 13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
• キーワード: 典型元素 / 14族元素 / 立体保護 / 高反応性 / 結晶構造

研究開始時の研究の概要

本研究は、「第2周期元素の化学」で確立された化学結合の学理を、高周期元素の未解明化学を加えることで拡張すべく、高周期典型元素化学結合の性質の解明と新反応開拓に挑む。
高反応性化学種の性質解明のため、トリプチセン骨格を基盤とした新しい立体保護基を開発しており、これらが反応空間を確保しつつ速度論的安定化を提供し、溶解性や結晶性も調整可能であることを見出している。これにより、高周期元素の多重結合や活性種の単離・特性調査を進めるとともに、新反応の開拓や14族元素π共役骨格の創製を目指し、化学結合の普遍性を探求し、新しい機能物性を提供する。