研究課題
基盤研究(B)
本研究計画では、我々がこれまでに合成・単離・電気化学特性評価を行ってきたRh二核錯体を起点として、中心金属の置換・配位環境へ摂動を与えた錯体分子ライブラリを構築する。合成した錯体について CO 還元触媒能について評価し、特に C-C 結合を触媒する錯体を探索する。さらに、化学的な還元手法を用いることで触媒活性種を生成させ、そこにCO やプロトン源を導入することでステップごとに反応を直接観測し、このデータを基に反応機構について議論する。研究を通じて C2 生成物を得るために考慮すべきパラメータを明確化することを目指す。