研究課題
基盤研究(B)
本研究は,「従来とは異なる分子記述子(分子の構造や性質を数値や記号で表現したもの)で化学物質を表現(暗号化)し,そこから未知の機能性分子や診断法を自在に創り出すこと」に挑戦する。これを達成するために,多様なDNA配列の集合体(ランダムライブラリー)から標的物質と相互作用する一本鎖DNA(アプタマー)配列群を電気泳動法で取り出し,その読みだしたDNA配列を機械学習で解析することで,DNAとの相互作用から見た物質の記述(暗号化)が可能であることを実証する。また,その新規記述子を使って,新規機能性分子や新規診断法の開発を試みる。