研究課題
基盤研究(B)
生体内に存在するタンパク質・ペプチドはL-アミノ酸から構成されるが、その一部がD-アミノ酸などに変異する「異性化」が起きることが知られている。本研究では、タンパク質・ペプチドの異性化と種々の疾病の関連を明らかにするために必要となる、ノンターゲット異性化タンパク質分析法の開発を行う。「液体クロマトグラフィー(LC)」と、分子の立体構造の違いを区別するポテンシャルを有する「イオンモビリティー(IM)」、「質量分析(MS)」を組み合わせたLC-IM-MS/MSから得られる情報群を統計的・機械学習的に処理することで、異性化タンパク質の存在の有無、その異性化種・異性化部位を特定することができる手法の開発を行う。