研究課題
基盤研究(B)
絆創膏を濡れた肌に貼ることをイメージするとわかりやすいように水中接着は原理的に難しい。その主な理由の一つは被着体表面を覆う水和水が接着体と被着体の接触を阻害するからである。しかし、沿岸土木工事、海洋開発、歯科、外科などの分野では水存在下においても信頼性の高い接着技術が求められている。本研究では、高強度水中接着剤実現のための独自の分子設計指針「フェノール性水酸基の局在化」が普遍的に成立するかどうか、種々の高分子に適用することでその一般性を検証する。