研究課題
基盤研究(B)
フッ素系高分子材料は、炭素―フッ素結合に由来する高双極子モーメントを有しながら、バルクではそれらが相殺されることで、撥水撥油性などの特異な材料特性を示す。本研究では、フッ素の特性をさらに活用した複合材料の開発を志向し、異種固体界面におけるフッ素系高分子の理解と制御を目指す。当研究室で開発した有機溶媒に可溶な部分フッ素化高分子群をモデルポリマーとして用い、種々の異種固体に形成される吸着層の凝集状態を系統的に評価し、材料特性に及ぼす界面効果を明らかにする。