研究課題
基盤研究(B)
ラセン状粒子に代表されるキラル粒子は、円偏光特性や自走性などの興味深い物性を発現することが知られている。例えば、左巻き・右巻きのラセン状磁性粒子を液中に分散し、回転磁場をかけると、右巻きは前進、左巻きは後退することが報告されており、このことからマイクロマシンのアクチュエーターとしての応用が期待できる。しかし、キラル粒子を簡便に作製する方法は十分確立されていない。本研究では、周期的な溝をもつ基板と平板の間に真球状ポリマー粒子を挟み、圧力を加えつつ平板を移動させることで、簡便にラセン状粒子を作製する手法を開発する。また、キラリティーに由来する特性の解明を目指す。