研究課題
基盤研究(B)
多結晶薄膜型の太陽電池は、低コスト・軽量・フレキシブルを特徴とし、普及拡大の観点から高い発電効率に必要な有毒・希少元素の低減が急務である。しかし多結晶太陽電池の光吸収層材料の開発では、デバイス性能を著しく劣化させる粒界などの構造欠陥の制御が容易でなく、除去技術が確立されていない。本研究では、微量の不純物を添加すると飛躍的に性能が向上する経験的知見に着目する。微量不純物の欠陥構造解析に適した材料系を用いて、デバイス性能向上に関連する欠陥構造を明らかにし、低環境負荷の太陽電池材料の開発を目指す。