研究課題
基盤研究(B)
水の電気分解による水素製造を社会実装するため、陽極の酸素発生反応 (2H2O -> O2 + 4H+ + 4e-)を数年単位で駆動できる非貴金属触媒が求められている。しかし、触媒寿命を実験で直接評価するには年単位の測定時間が必要である。また、量子化学計算などで寿命を予測する方法も確立されていないため、理論で材料探索を効率化することも困難である。以上踏まえ、本研究では、実験データから触媒寿命を予測する数理モデルを構築し、反応条件(電圧、pH)を最適化することで耐久性を向上する。