研究課題
基盤研究(B)
小胞体内に局在する酵素・シャペロン群Protein Disulfide Isomerase (PDI) familyのひとつP5がカルシウム依存的に相分離する現象を発見し、その内部で超酵素活性を示すことから、小胞体内に区画されたタンパク質品質管理顆粒が存在することを示しつつある。さらにこの相分離がレドックスによって制御されることを明らかにしつつあり、本課題では世界に先駆けてレドックスとカルシウムのクロストークによる小胞体内区画化の学理を追求する。また化学制御すなわちレドックス低分子化合物による小胞体内区画化の構造機能制御を可能にする革新的な技法を提示する。