腸内細菌の糖脂質が関与する自己免疫疾患発症機構の化学的解明

• 研究課題/領域番号: 25K01907
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分37020:生物分子化学関連
• 研究機関: 公益財団法人サントリー生命科学財団
• 研究代表者: 島本 啓子 公益財団法人サントリー生命科学財団, 生物有機科学研究所・構造生命科学研究部, 特任研究員 (70235638)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円); 2028年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円); 2027年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円); 2026年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円); 2025年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
• キーワード: 糖脂質 / 腸内細菌 / 抗原

研究開始時の研究の概要

腸内細菌共通抗原 (ECA: enterobacterial common antigen)は、腸内細菌の外膜に共通して存在する糖脂質である。ECA抗体は関節リウマチや炎症性腸疾患で亢進が見られることから、自己免疫疾患との関連が注目されているが、ECAがこれらの炎症の直接的な原因抗原であることはまだ証明されていない。有機化学を基盤としてECA抗体の検出・定量システムを構築する。関節の抗原が菌由来であることを明らかにし、抗体との反応が発症要因となることを検証する。