研究課題
基盤研究(B)
コレステロールは生体膜の主要な構成成分であり、生体にとって必須の化合物である。一方、近代日本では食生活の欧米化に伴い、過剰なコレステロール摂取により、動脈硬化症などの疾患が大きな社会問題となっている。本研究課題は動脈硬化症予防と関連する高密度リポタンパク質に焦点をあて、その形成機構を分子レベルで解明しようとするものである。本研究で得られる成果は高密度リポタンパク質の形成機構の詳細な理解につながるとともに、全く新しい動脈硬化予防薬や治療薬の開発に直結する。