研究課題
基盤研究(B)
脂肪組織で生じる低酸素ストレスが、高尿酸血症につながる脂肪細胞の尿酸代謝の撹乱につながることを明らかとしてきた。さらに食品成分の一種である共役リノール酸 (CLA) がこのストレスを緩和するとともに、代謝学的解析からCLAは低酸素状態で尿酸合成を回避するアデニロコハク酸 (ADS) 回路を活性化する可能性を示した。本研究は、脂肪細胞の低酸素ストレス下での尿酸代謝に対するADS回路の関与を以下の3点から明らかにする。脂肪細胞中の酸素濃度とADS回路の活性の相関ADS回路中の代謝物と尿酸代謝の関連ADS回路中の酵素活性が尿酸合成系に与える影響と食品機能を活用した実証