研究課題
基盤研究(B)
植物の葉の表皮に無数に存在する気孔は、一対の孔辺細胞からなる通気口であり、開閉運動を行うことで、光合成に必要な二酸化炭素の吸収や蒸散による水分放出を調節する重要な場所である。気孔の開閉運動を制御する孔辺細胞シグナル伝達において、孔辺細胞細胞質カルシウムイオンが重要なシグナル因子として機能することが明らかとなっているが、そのシグナル伝達機構は完全に解明されていない。本研究では、研究代表者がこれまでの研究で同定してきた新規シグナル因子の機能解析を行い、植物における新規カルシウムイオンシグナル伝達機構の解明を試みる。