研究課題
基盤研究(B)
きのこ生産コストの1割から2割は電気代と言われている。その多くは菌糸体から子実体(きのこ)を発生させる際に必要な温度処理に必要であるが、地球温暖化に伴う消費電力の増大が危惧されている。本研究では、高温で子実体を発生させるシイタケ株の育種ターゲット遺伝子を特定するため、以下に示す研究項目について取り組む。(1)菌床においてヒートショック処理で変動する遺伝子群の検出(2)寒天培地上の二核体菌糸におけるヒートショック応答遺伝子群の整理(3)白色腐朽に必要な遺伝子群の整理(4)遺伝子機能解析による育種ターゲット遺伝子の特定(5)育種ターゲット情報に基づく非組換え型株の育種