哺乳類における交尾刺激による排卵中枢活性化機構の解明

• 研究課題/領域番号: 25K02154
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分42010:動物生産科学関連
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 中村 翔 名古屋大学, アジアサテライトキャンパス学院(農), 特任准教授 (50829223)
• 研究分担者: 渡辺 雄貴 日本獣医生命科学大学, 応用生命科学部, 助教 (50781788)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円); 2028年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2027年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円); 2026年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2025年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
• キーワード: キスペプチン / 交尾刺激 / 子宮頸管 / 発情行動 / 排卵中枢

研究開始時の研究の概要

哺乳類の雌において交尾と排卵を協調させる神経メカニズムは繁殖が成立するために重要である。研究代表者はこれまでに、交尾刺激によって脳内の排卵中枢キスペプチンニューロンが活性化すること、さらに排卵を誘起する黄体形成ホルモン（LH）のサージ状分泌が顕著に増強されることを見出した。本研究では、交尾刺激が排卵中枢を活性化する神経メカニズムおよび卵巣機能に及ぼす影響を明らかにし、交尾刺激に応答してキスペプチンニューロンを上位で活性化させ、LHサージを増強するニューロンをモデル動物のラットを用いて同定する。さらに、遺伝子改変ラットや家畜モデルのヤギを用いて同定した交尾応答ニューロンの機能解析を行う。