卵管内の体内因子は、体外受精・発育胚の異常をリセットして産子の健康を改善する

• 研究課題/領域番号: 25K02160
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分42010:動物生産科学関連
• 研究機関: 東京農業大学
• 研究代表者: 岩田 尚孝 東京農業大学, 農学部, 教授 (50385499)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円); 2027年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円); 2026年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円); 2025年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
• キーワード: DNAの脱メチル化 / 卵胞液 / 胚発生 / テロメア長 / 細胞外小胞

研究開始時の研究の概要

家畜増産やヒトの生殖医療に、体外で作成した胚が広く用いられている。一方、体外で作成した胚は、その培養条件に本来体内に存在する因子が欠けているためテロメア長やDNAのメチル化等、様々な異常を内包している。本研究では卵管内に存在する因子が、胚発生に必須である受精後のDNAの脱メチル化や発生途中のテロメア伸長を促す作用を持つことに焦点を当て、その因子の同定と作用機序の解明を行い、その因子を用いて作成した胚質の評価を行う。