研究課題
基盤研究(B)
RNA分子の機能成熟におけるRNA修飾の形成は重要な過程であり、修飾異常が要因となる疾患の例も複数知られるが、修飾遺伝子の機能や生理的意義が未だ不明なものも多い。本研究ではヒト/哺乳動物類に特有に存在する、脳や神経系で特異的な発現を示し役割が不明なRNA修飾関連遺伝子の機能同定を通じて、その遺伝子および修飾の意義の解明を目指す。遺伝子の機能や組織依存的な発現制御機構の理解が進めば、この遺伝子の進化上の意義や疾患との関わりも判明することが期待できる。対象の遺伝子に関し、分子~細胞レベルの機能解析を先行して進め、進捗や準備状況に応じて動物等での解析への展開を目指す。