14-3-3タンパク質を介した乾燥ペプチド応答におけるアブシシン酸合成の制御機構

• 研究課題/領域番号: 25K02302
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分44030:植物分子および生理科学関連
• 研究機関: 東京理科大学
• 研究代表者: 高橋 史憲 東京理科大学, 先進工学部生命システム工学科, 准教授 (00462698)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円); 2027年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円); 2026年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円); 2025年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
• キーワード: 環境応答 / 植物ホルモン / タンパク質リン酸化 / 転写調節

研究開始時の研究の概要

「アブシシン酸（ABA）」は植物ホルモンの一種で、乾燥耐性の獲得に重要な役割をもつ。しかし植物が、乾燥を根で感受した後、葉でABA合成を開始させる長距離分子メカニズムは、不明である。本研究では、CLE25ペプチド－BAM受容体の下流で機能する14-3-3タンパク質に着目し、リン酸化修飾制御や14-3-3タンパク質複合体によるストレス依存的な核への移行、および転写調節メカニズムを解析し、乾燥応答における、ABAの合成開始に関わる細胞内の多段階的な分子制御を解明する。