研究課題
基盤研究(B)
齧歯類を用いて、一次繊毛とうつ病の関係を詳細に解明する。具体的には、負のストレスモデルとしてチューブづめを用い、短期(3日間)または長期(3週間)のストレス負荷直後およびその後の回復期間後に、一次繊毛の状態や神経回路を解析する(in vivo)。加えて、分子生物学的手法、生化学的手法を組み合わせて、繊毛動態変化に関与する細胞内シグナル経路を解析する(ex vivo および in vitro)。以上より、ストレスが一次繊毛に与える影響を細胞・神経回路・個体レベルを通して明らかにすることで、うつ病と一次繊毛の包括的な理解につなげる。