研究課題
基盤研究(B)
動物は変態によって幼生から成体へと変化するが、この変態はいつでも生じるのではなく、周囲の環境条件が整ったときに生じる。では動物はどのように環境が適切だと判断し、タイムリーに変態を開始するのだろうか?本研究では変態によって遊泳生活をやめて固着生活を開始する海産無脊椎動物のホヤを用いてこの謎に迫る。ホヤは幼生が岩などに付着すると変態を開始する。どのように固着したことをホヤが認識し、変態を開始するのか、その仕組みを遺伝子や細胞レベルの解析から明らかにする。