研究課題
基盤研究(B)
本研究では、既存電顕の数千倍高速撮影が可能な新しい超高速画像撮影システム搭載透過型電子顕微鏡を使い、大容量電顕画像データセットを取得し、電顕画像撮影・処理技術、すなわちミクロコネクトーム解析技術を完成させる。この技術でマーモセット大脳皮質カラム構造のミクロコネクトームを解析し、A9野とA10L野間で双方向性の神経結合が確認できるどうかを検討する。また、神経科学研究でこれまで解析された大脳皮質の機能的な神経回路構築(側抑制回路など)に該当する実際の配線回路を、強い神経支配を受ける神経結合や、シナプス結合部位(細胞体、樹状突起、棘突起他)などに着目し、マーモセットの大脳皮質EMDataに見出す。