研究課題
基盤研究(B)
「群れ行動」は、社会性行動の一つとして知られ、集団を形成することにより外界の情報処理を迅速に行うのに有利な行動であると考えられている。本研究では、傾き情報を検出する方位選択性神経回路に注目し、この神経回路がゼブラフィッシュにおける群れ行動の神経基盤となるかどうかを解析する。特に、申請者がこれまでに独自に見出した「方位選択性マップ」が経験依存的な群れ行動の発達に関与するという仮説を立て、ゼブラフィッシュの遺伝学、行動解析および大規模な神経活動イメージングを用いてこの仮説を検証する。