研究課題
基盤研究(B)
ラジオセラノスティクスは、RI画像診断などを用いて治療効果を定量的に評価し、副作用の少ない効果的なRI内用療法を行うがん治療戦略である。ネオペンチル標識基(NpG基)は、α線放出治療核種である211Atを生体内で安定に標識でき、さらに診断核種である18Fにも適応可能な標識基である。本研究では、NpG標識化合物と同様の薬物動態を示し、かつ温和な条件下で18F標識が可能な高反応性NpG型標識基の開発とそれを利用した18Fおよび211At標識化合物の合成を行う。本研究で得られる成果により、ラジオセラノスティクスに利用できる様々な18F/211At標識薬剤の開発が期待される。