研究課題
基盤研究(B)
現在100を超える治療用モノクローナル抗体がアメリカ食品医薬品局によって承認され、抗体および抗体薬物複合体の市場規模は年々増加している。しかし、抗体の製造コストが高いため、抗体医薬品は高価であり、製造コストの50-70%を占める精製工程の効率化、コストの削減は重要な課題である。本研究では、抗体精製に最も広く用いられているプロテインAやプロテインGのIgG抗体結合ドメイン由来ペプチドのアミノ酸配列を模倣したpH応答性混合電荷高分子カラム充填剤を開発し、pH選択的な抗体の認識機構を解明する。