研究課題
基盤研究(B)
高食塩食など体内Na環境変動の健康に対する影響は古くから意識されているにも関わらず、どのような分子機構が関与するか十分解明されていない。本研究では、近年明らかになってきた体内局所に形成される特殊なNa環境の知見と、代表者が解明してきた細胞のNa環境応答に関わる複数の分子機構の知見を活用し、マクロファージ細胞が体内局所Na環境を感知・応答する分子機構の理解を深化させる。これにより、局所Na環境を伴うがんや炎症などの病態におけるマクロファージ細胞の挙動を独創的な視点から読み解き、生体内のNa環境の重要性の理解をマクロファージの観点から飛躍的に進展させる。