研究課題
基盤研究(B)
研究代表者は、Proline-rich transmembrane protein 2 (PRRT2)に発作性運動誘発性ジスキネジアに関連する変異を導入したノックインマウスでは、野生型マウスに比較しL-ドーパ誘発性運動障害が重篤化すること、線条体のドーパミン放出量が神経興奮依存的に増加することを報告した。一方、PRRT2が神経興奮依存的にカルパインにより切断され代謝的に安定なC末端フラグメント(12K-CTF)を生成することも見出した。そこで、神経興奮時にPRRT2が切断(分解・除去)されることがこれらの表現型に関わるのか、切断(プロセシング)により生じた12K-CTFが新たな生理機能を獲得するのかを明らかにする。