研究課題
基盤研究(B)
腸内細菌叢は肝機能や疾患に影響を及ぼす要因の1つである。生体を模倣した生理学的モデル構築のため、結腸がん由来Caco-2細胞の培地及び培養法の改良を行い、より生体に近い形態及び機能を持たせる。また、ヒトiPS細胞由来腸管上皮細胞の利便性と腸管オルガノイドの機能性の両方の特性を併せ持つ二次元腸管オルガノイドを用い、より高度な機能を有する小腸モデルを構築する。改良法によるCaco-2細胞あるいは二次元腸管オルガノイドを用い、腸内細菌や免疫細胞との共培養等を可能にする小腸-肝臓連結デバイスを開発することにより、腸と肝との臓器間相互作用(腸肝軸)のin vitroモデルを構築することを目的とする。