研究課題
基盤研究(B)
骨髄ニッチは造血幹前駆細胞(HSPC)の自己複製や分化維持を担い、それらを構成するニッチ細胞や細胞外マトリクス(ECM)によって緻密に制御されている。骨髄ニッチの異常は骨髄増殖性腫瘍などを引き起こすが、近年、心筋症やアテローム性動脈硬化症など心血管疾患に関わることが報告されてきた。本研究では、骨髄ニッチにおけるミクロフィブリルを介した造血制御機構およびその破綻がもたらす心血管疾患へ影響を明らかにする。これにより、将来的にニッチを標的とした心血管疾患の新規治療法の開発に貢献することを目指す。