オルガネラ膜動態制御を基軸とした病原細菌の生存戦略

• 研究課題/領域番号: 25K02493
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分49050:細菌学関連
• 研究機関: 岐阜大学
• 研究代表者: 久堀 智子 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (20397657)
• 研究分担者: 新崎 恒平 東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (70609990)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円); 2027年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円); 2026年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円); 2025年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
• キーワード: レジオネラ / ユビキチン / 液胞 / エフェクター / ミトコンドリア

研究開始時の研究の概要

細胞内寄生性の病原体にとって細胞内で生存・増殖するためのニッチとなる病原体内包液胞は病原性発現の要である。この液胞は、細胞内のオルガネラ間を移動する小胞由来の膜成分を利用して構築されることがこれまでの研究で示されてきた。本研究課題では、病原細菌レジオネラが感染後期において、ミトコンドリア由来の膜成分を利用して細菌内包液胞を成熟化させるとの仮説の検証を試みる。特にミトコンドリア―小胞体接触場 (MAM) でのレジオネラエフェクターの作用による液胞構築の分子機構を解析することで、病原細菌の生存戦略の一端を明らかにすることを目指す。