研究課題
基盤研究(B)
乳がんのリスク因子である肥満・喫煙・飲酒などのストレスやがん治療によって、がん微小環境中の間質細胞に細胞老化が誘導されると、老化CAFs(cancer associated fibroblasts)としてがん細胞の増殖・転移を促すSASP(senescence-associated secretory phenotype)因子を分泌しがんの悪性化と予後不良に関わることが明らかになっている。本研究では、がん微小環境中の老化細胞が乳がんに与える影響を明らかにすることを目指し、その制御方法を検討することで、乳がんの病態理解とがん微小環境を標的とした治療戦略の開発へと繋げることを目的としている。