研究課題
基盤研究(B)
神経細胞内でのLewy 小体の形成を特徴とする神経変性疾患であるレビー小体病は、異常な構造を持ったαシヌクレイン(αSyn)が鋳型として働き、正常なαSynを異常型に変換して細胞間を伝播することで脳内に拡がると考えらえているが、その詳細な病態機序は未だにほとんどが不明である。本研究では、α-Syn凝集体の伝播と病態発現との関係を明らかにするために、① α-Syn凝集体の伝播とミトコンドリア機能との関係、②鼻粘膜、および脳内炎症のα-Syn、ミトコンドリア相互作用、病態発現への影響、③ PETによるミトコンドリアの機能イメージングの早期バイオマーカーの可能性、について検討する。