研究課題
基盤研究(B)
近年、癌の悪性化に関与する代謝産物D-2HGの役割が注目されている。我々は、予備的実験にて、「放射線抵抗性浸潤細胞」は、他の細胞とは異なり、高濃度のD-2HGを産生・分泌していることを見出した。本研究では、この「放射線抵抗性浸潤細胞」に着目し、D-2HGが関与する悪性化機序の詳細を解明するとともに、その抑制方法を提案する。また、臨床応用を見据え、超偏極MRIを用いて個体レベルで非侵襲的にD-2HGを測定する系を構築する。