研究課題
基盤研究(B)
若年性皮膚筋炎(JDM)は、筋炎特異的自己抗体(MSA)の違いにより臨床的特徴が異なり、時に生命予後不良な急速進行性間質性肺炎を合併する免疫難病であり、発症にかかわる遺伝素因や、免疫担当細胞レベルの遺伝子発現異常は不明である。本研究では、JDMの末梢血シングルセルトランスクリプトーム解析と全ゲノム解析を行い、28種類の免疫担当細胞ごとの遺伝子発現と遺伝子多型の影響を検討する。本研究により、JDMの病態を形成する免疫遺伝学的特性が明らかとなれば、個別化医療の基盤となることが期待される。