研究課題
基盤研究(B)
RAC1/3シグナルの機能障害による“脳形態異常(脳サイズと細胞移動の異常)”の病態メカニズムの解明、および薬物治療法の開発を目的として本研究を企画した。本研究では、脳形態異常”の代表例として、巨脳症、小頭症および多小脳回(細胞移動障害)を模倣する変異マウスの作出と表現型解析、2)各々の変異体が障害する病態シグナルの実態解析、3)病態に関与する未知シグナル経路の同定と実態解析、4)治療薬候補化合物の探索、を in vivo/in vitro で実施する。本研究の成果が契機となり、“脳形態異常”の分子病態の理解が大きく進む可能性がある。