研究課題
基盤研究(B)
肺扁平上皮癌の分子異常は同定されてきたが、未だ個別化医療に発展していない。申請者らは現在までに、21ラインから成る世界最大の患者由来肺扁平上皮癌オルガノイドライブラリー構築に成功した。本研究の目的は、この独自の研究基盤を活用して遺伝子変異・mRNA発現量・転写活性などの遺伝情報を包括的に収集し、微小環境ニッチ解析やmetabolome解析を施行することにより肺扁平上皮癌細胞のシグナル経路異常を規定するメカニズムを解明することである。