研究課題
基盤研究(B)
LRBA欠損症の病態仮説は比較的新しく、2015年にScience誌へ報告された「CTLA-4単一分子モデル」が有力である。LRBAは免疫チェックポイント分子であるCTLA-4受容体を細胞膜へ輸送するが、最近の臨床研究によりCTLA-4のみの機能が低下するCTLA4ハプロ不全症よりもLRBA欠損症の方が予後が悪いことが明らかになっている。LRBAはCTLA-4以外にも、腎臓のAQP2水チャネルを含む多様な膜タンパクの膜輸送を制御している可能性が高く、本研究ではその全容を解明する。