研究課題
基盤研究(B)
波長ごとの生物学的作用を解析する装置を整備し、制御性T細胞(Treg)を誘導する波長を発見した。さらに、独自の皮疹血液バイオプシー法を開発し、紫外線療法後のTregを含む浸潤細胞を解析した。その結果、Treg誘導波長がUVCの長波長側であることが判明した。UVCはオゾン層によって地上には届かないが、コロナ禍でウイルス除去に用いられるようになり、その影響を調べたところ、220nm以下では人体に影響がないが植物には影響があることが明らかになった。UVCが皮膚に与える影響を解明し、新たなfar-UVC光源を用いて、Treg誘導、さらにはフォトフォレーシス技術を応用し、臨床に活かす技術を開発する。