研究課題
基盤研究(B)
褐色脂肪組織(BAT)は、熱産生を介してエネルギー消費を亢進する作用を有しており、肥満・2型糖尿病や心血管疾患のリスクを低下させることが知られている。ヒトにおいても女性は男性に比してBATが多く存在し、個体レベルのエネルギー消費能が高いことが知られているが、性差の詳細な分子メカニズムは明らかでない。本研究では、①BATのエネルギー消費における性差の分子メカニズム、および②「肝臓-脳-交感神経-BATからなる臓器連関」における性差の分子メカニズムの解明を目指す。