難治がん幹細胞を殲滅するクラスター型RNA医薬の基盤構築

• 研究課題/領域番号: 25K02716
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分55020:消化器外科学関連
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 佐藤 太郎 大阪大学, 医学部附属病院, 准教授 (40368303)
• 研究分担者: 石井 秀始 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任教授(常勤) (10280736) ; 原 知明 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任助教(常勤) (30779161) ; 三浦 裕 東京科学大学, 総合研究院, 准教授 (40557980) ; 孟 思昆 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任助教 (50977204) ; 森 正樹 東海大学, 医学部, 特任教授 (70190999)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 26,000千円 (直接経費: 20,000千円、間接経費: 6,000千円); 2028年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円); 2027年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円); 2026年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円); 2025年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
• キーワード: 難治がん幹細胞

研究開始時の研究の概要

本研究では、難治性消化器がんの完全治癒を目指し、個別化CSC治療戦略の確立を目指す。がん幹細胞（CSC）の多様性が治療抵抗性の主因であることに着目し、大阪大学独自の技術を活用したRNAワクチン（RNA_CAR）による「クラスター型CAR-T療法」を開発する。
本研究は、第一に、多様なCSCを標的としたCAR-T細胞の有効性検証、第二に、RNA医薬の安定的送達技術の確立を行う。これにより、CSCの根絶とがんの再発防止を図り、革新的な治療基盤を構築する。研究倫理は承認済みで、予備試験も成功しており、前臨床試験を中心とした研究で進める計画である。