研究課題
基盤研究(B)
慢性リウマチ患者に対する治療は、様々な分子標的薬が登場し治療成績が劇的に向上したが、どんな薬剤を用いても関節変形が完全に抑制されることはなく、関節破壊の経路を辿り手術に至る患者も少なくない。この要因としてはリウマチの病態に遺伝的素因・環境因子・治療歴など多因子が複雑に関与していることが大きく、従って従来の少数の特定因子に着目した解析では治療精度を向上させるには限界があると考えられていた。そこで、本研究課題ではどのようなリウマチ患者に手術介入が必要となるのか?また、手術介入によりどのような医学的・経済的効果があるのか?という問いを徹底的に検証する。