一側性難聴による中枢神経回路の変化と可塑性の検討－AMPA受容体の解析からー

• 研究課題/領域番号: 25K02787
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 樫尾 明憲 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (20451809)
• 研究分担者: 高木 健 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任助教 (20897607) ; 鴨頭 輝 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30807152) ; 阿部 弘基 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (40737409) ; 浦田 真次 東京大学, 医学部附属病院, 病院診療医(出向) (60849404) ; 川原 圭博 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (80401248) ; 荒井 康裕 横浜市立大学, 医学部, 講師 (90614818)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円); 2028年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2027年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2026年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円); 2025年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
• キーワード: 一側性難聴 / AMPA-PET / 中枢神経可塑性 / 方向感VRシステム

研究開始時の研究の概要

一側性難聴に対して、ヒトAMPA受容体の分布解析を起点として、皮質における両耳聴の神経メカニズム解明に挑む。さらに、動物レベルに落とし込み、細胞レベルでの神経回路・構造変化解析を行う。また、方向感のトレーニングがAMPA受容体分布にどのような変化をもたらすのか、AMPA受容体シナプス後膜移行促進薬の投与がトレーニングに影響を及ぼすのか、AMPA受容体の分布に変化があるのかを確認し、一側性難聴者の代償性方向感獲得における責任部位を同定する。最終的にはAMPA受容体の分布評価による治療効果予測、特定部位でのAMPA受容体のモジュレレートによる新規治療の開発を目指す。