研究課題
基盤研究(B)
将来的なパンデミック感染症に備えて細胞性免疫優位なワクチンの開発・使用が重要とされている。一方、妊娠期の細胞性免疫誘導の中には神経発達症のリスク因子になるものが存在する可能性が危惧されるが、その学術基盤は極めて乏しい。本研究では、脳構成細胞分化状態の非侵襲的な評価が期待される独自のレポーターマウスを用いて、神経発達症リスク因子を抑えた状態で細胞性免疫誘導を可能とするための学術的基盤の構築を目指す。本研究により、パンデミック感染症を見据えたワクチン開発戦略に有益な情報を提供できると期待される。