研究課題
基盤研究(B)
がんのリスク因子を明らかにする学際的研究分野として分子病理疫学が提唱され、腫瘍の生物学的特性を踏まえたアウトカム定義に基づくリスク因子の評価が進められてきた。我々の大腸がんを対象とした分子病理疫学研究の実績に基づき、本研究では多目的コホート研究における既存の分子病理疫学研究基盤を活用すると同時に、次世代多目的コホート研究においても基幹病院より大腸がん症例の腫瘍組織を収集し、新たに変異シグネチャー情報を導入した研究基盤を構築する。これらの基盤を活用し、これまでに評価が定まっていない大腸がんのリスク因子の意義の明確化、および新たなリスク因子の同定を目指す。